なにぬの屋
@mrjackson

「ねぇ冷蔵庫ごっこやろう!」「今日はおでんにする?」

私がやっているお芝居に関わる仕事のひとつに、演劇ワークショップの講師があります。講師といっても、教えているというより、巻き込んでいるという感じ、しかもどっちがどっちを巻き込み巻き込まれているやら・・・?

その特にひどい嵐のようなチームが、世田谷区のプレーパークという野外の子どもの遊び場に良く来る子ども達。去年から始めて、夢基金の援助を受けて活動している。劇団名もつけました、「劇団そら」の小3~中3までの子ども達。何か発表する時は手伝うよという高校生も含めると18名くらい、男子も5人います。

演劇を英語でPLAY・・・つまり「遊び」と同じ語源なのが、よ~~~くわかる。そんな本当に自由な子ども達。プレーパークというところが普段からおもちゃやゲームもないところで、そこで遊んでいるからというのも理由かも知れないけど、とにかくピンときた事でしか動かない小学生達、決まり事なんて関係ないのでトイレや廊下にいってもめちゃめちゃのってやってるかと思えばお腹がすくとすぐダウン。そしてちょっとシャイになり、さすがにそこまでは^^;なんて感じの中学生達。でも本当はがんがん色んな役をやりたい!目立ちたい

シャイなふりもしてられない、やっぱりお芝居大好きで集まっている子達なので、小学生達に触発されている部分もあると思う。皆それぞれに竜巻みたいな欲求があるので、いつもてんやわんやです。

このチームで大流行なのは「冷蔵庫ごっこ」みんなそれぞれ食べ物になりきって、演劇用語で言えばエチュードをするんですが、(その言葉は定着しなくて「ごっこ」とか「アレ!やろう」とかゆる~い感じ)・・・卵や牛乳にもそれぞれイメージがあるらしく、弱虫キャラやキレキャラがいて冷蔵庫の中で会話して、お互い誰?だったか当てるという・・・何のこっちゃ?ですよね。しかも、今日はおでんごっこもしてみました。

そんな事をしながら3月には一応発表をする予定です。しかも人間で・・・やる予定なんですが。大丈夫かな*^^*

嬉しい事には、今まで独り言タイプが多かった冷蔵庫の中が、だんだんインタビューしたりお互い会話したりするようになり、今日はなかなか話に加われなかった梅干し(後でわかった)がコロンと転がってみたりして話に加わっていったのが・・・すてきだったなぁ。

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