仙台公演2日間
今回の仙台公演は2日間、今回も冒険遊び場せんだい・みやぎネットワークの高橋さんにご紹介ご依頼を受け、被災地に子どものための舞台芸術を届ける「支援対策室」から派遣して頂きました
仙台1日目公演は旧宮城町。内陸部なのでアパートなどに暮らす被災者の方達、福島県から非難してきた親子に向けての取り組みを考えていると話でした。布芝居の他に青森県から来たシンガーソングランナー!?(本当にマラソンもしているらしい)の若い彼の歌が心にしみました
自らうつの経験をしたという彼の歌には「がんばれ」みたいな歌詞がなくて、今日できなければ明日でもいい…けど今日を精一杯生きていようよ…みたいな優しい感じが溢れてた(ざっくりな紹介ですが)
今日のイベントの最後にママ達のオモチャ交換会!!があって、震災があって「物は大切」と改めて思い捨てない知恵を♪と若いママが司会していてそれも素敵
や~んわりした時間に布芝居も柔らかいつながり!?で溶け合う事ができたみたい…いい時間でした
そして
仙台公演2日目は津波にに浸かってしまった海岸公園冒険広場(ぼうひろ)と同じ地域にあった幼児学園。ぼうひろプレーリーダーのブッチャーに案内してもらいました。今の出前遊び場の様子などを聞くと最近になって不安定になっている子ども達の現状(仮設から出て家が遠くなると転校も多い、集団移転などがどうなるかの不安など)を聞かせてくれました
さて公演先の幼児学園は併設の小学校校舎の3階まで水に浸かったという。救助活動にあたった先生の体験は壮絶。今は中学校の1階の教室で活動する。
そんな話を聞くと少し緊張、以前の私なら気負ってしまいがち…でも2月に新宿区の探検で鍛えられた!?私は不思議と力が抜けて全く楽しい公演になった。ゲラゲラ笑う子ども達と先生。私もその反応にゲラゲラ(^.^)
私にできるのは「お話を届ける」事。そうすると子ども達は空だって飛べるし、海だってもくれる、想像の翼で私よりずっと先を飛んでる事も!
閉鎖中の冒険広場の臨時開園の準備などに飛び回るぼうひろメンバーが、震災前から地域に根差し繋がってきた幼児学園に、なにぬの屋を繋げてくれてありがとう!
東京でも仙台でも私のやる事は変わらない…と思うと同時に被災地から離れてしまうと、今も不安に苦しむ現状を忘れがち…事の大きさ傷の深さに改めて黙読
今から帰ります
なにぬの屋sivyakko@nifty.com