なにぬの屋
@mrjackson

ボランティアって…

ボランティアって…
ボランティアって…
まだ、気仙沼の私の活動期間は途中ですが、忘れないうちに記しておこう、いや、忘れられない言葉達に出会いました。
ボランティアって何だろう…というのは、ものすごく深く様々な考えがあるでしょうが、私は、とにかくもやもやしてました。よそ者が入りこんで、子どもとは、遊びを通して付き合うので「がっつり」仲良くなってしまうくせに期日で帰ってしまう事、に迷いまくりの日々でした。
今でも、1週間か2週間で人が変わる度に子ども達に「がっつり」と「別れ」を経験させる事には、負担をかけるなぁ(子どもも大変(>_<)だよね)と思います。 そんな時、遊び場やプレーカーに興味を持ち、見学に来てくれた、遊び場の隣の地区のまとめ役の方を今度は私が訪ねに行きました。地区全体が津波被害が激しかったところ。でも、まとめ役さんはあえてプラスの話をたくさん私にしてくれました。 「海水に使ってしまった畑などの一帯にサルビアとか塩に強い花をば〜っと植えようと思うんだ」「今まで、一歩も外へ出なかった高齢者夫婦が毎日10時に自衛隊さんにお茶を出しに行くのが日課になったんだよ」「津波は憎いけど、避難生活で子ども達の遊ぶ姿を間近で見た高齢者は癒された。だから、これからも避難所だった集会所の前の広場に子どもも高齢者も集まるようにしたいんだ。そのプレーカーってのはいいねぇ。」「瓦礫撤去のボランティアさんが1週間交代で1ヶ月来てくれたんだけどそのボランティアさん達に地区の者で昼食出そうって事になったの。炊き出しの逆だねぇ(笑)。そしたら、地区がみるみる元気になった。千葉の人やら福島出身の人もいて、実際、話をし合うってのが視野が広がっていい経験だ。」「ボランティアさんが、○○なら出来ますよと来てくれる。最初は確かによその人がって思ったけど、誠心誠意やってくれる。だから、こっちもこの出会いから学ぼうって気になるんだ。どうせなら、前よりいい地区に復興したい。会合に顔出す人数も増えたんだよ」 また、遊び場近くの大谷小学校の校庭代替え地の整備を手伝いに行ったら(朝6時から校長先生とPTAの方5〜60人が作業(写真)。あそびーばースタッフ5人で参加した) 「この鍬だけが流されずに残ったんだよ(写真)」という方はよく遊び場に来る子のおばあちゃんで「いや、何が助かるって子どもの事見てくれるボランティアが、も〜う助かる。普段だって元気過ぎて(笑)受け止めきれねぇもんo(^-^)o」 また別の方には 「うちの子、誕生日プレゼントはいらねぇからあそびーばー行きたいって言ってます(笑)」 最後の言葉は、手前みそ(^-^;ですが。子どもも大人が手一杯な事を知っているので…気を使って言ったのかも知れませんね。でも、プレゼントと同じくらいの存在になれたら嬉しい。 やっぱり、できる事を精一杯やるに限る…んだなぁと思ったし、私の「できる事」(子どもに関わる事、演劇、布芝居)が「精一杯」出来るように普段から磨きをかけていなければなぁ と思いました。