なにぬの屋
@mrjackson

夢パークでなにぬの屋&おはなし会

11/23祝日の金曜日、川崎市子ども夢パークに行って来ました。

今回の企画をしてくれたのは、夢パークのプレーリーダーのあさみちゃん、ありがとう。そして、快くこの企画を通してくれたスタッフの方々、当日色々動いてくれたプレーリーダーてっぺい、どうもありがとうございました。

そうそう、フジロックの同窓会的イベントとして8月に夢パークでなにぬの屋をやった時の雰囲気がよかった!と言ってくれたのが始まり。だからもっと多くの人に見てもらおう!ところが、23日は、あいにくの雨の予報。それにめちゃ寒い^^

でもそんな中、あさみんが一生懸命声をかけてくれた家族プラス埼玉の川口から親子4人なにぬの屋の下見と冒険遊び場めぐりを兼ねて来てくれたり、大人のみのお客様もいて、写真のような素敵な雰囲気に。

 雨でも冒険遊び場スペースのほかにこんな屋根付きスペースがある夢パーク!!

真ん中に置いてある囲炉裏端みたいなテーブルがナイスで^^七輪にやかんを置い            てあったかさ演出。そのお湯で甘酒作ってくれたお母さん、ありがとうございました。なにぬの屋演目は「いっすんぼうし」鬼をやってくれたプレーリーダーちぇくんありがとう。

雨でも寒くてもいいことあるさ!と思う^^一体感のあるいい公演、事務所を離れられない夢パーク所長さんが遠くから見届けてくれたのもあたたかさを感じました。

なにぬの屋の後は30分あけて、「被災地の遊び場と子どもたちの様子をきいてみよう」とタイトルされたおはなし会。これも、あさみんが私に声をかけてくれました。「被災地支援を考える」とかのタイトルでないのは、私たちが東京にいながら何ができるか・・・「子ども」というキーワードから入る話の方が見つめやすいのでは・・・という考えからです。私がこの1年8か月関わってきた「気仙沼あそびーばー」のお話を中心に、阪神・淡路大震災の時に被災地の子どもに関わる支援とからめてお話しようと思っていました。また、東京と気仙沼を行き来し、ニュースにはならない部分も見てきた反面、東京に帰れば日々の忙しさに追われ、被災地の問題から遠ざかってしまう「温度差」を感じている私。だからこそ、東京に居る私たちは、今、何ができるか。私にも問いかけたかったので、引き受けたのでした。

実はたまたま次の日24日に、日本冒険遊び場づくり協会会員向けに「気仙沼あそびーばー」の報告会が行われることになり、気仙沼から、常駐プレーリーダーと地元の方が東京に来ていました。

そのせい・・とい言い訳しては、だめですが、23日の私は視点があちこちに行ってしまいました。「地元の方に本当にありがたいと思われる事をしてきただろうか」・・これは私たち「支援」を行っている者にずっとある「迷い」です。色々思いすぎちゃったんですね。だから、23日は口癖の「あのー」を連発するお聞き苦しい事態にしてしまいました。すみません。

その気仙沼からたまたま来ていた常駐プレーリーダー神林(かんぺー)が夢パークにも駆けつけてくれ、あそびーばーの子どもの様子を伝えてくれて助かりました。それならそれで、もっといい振りにすればよかったのに機転がきかずそこも段取りが悪くて申し訳なったです。

そして、24日かんぺーと地元の方の報告を聞きにいきました。

「今あそびーばーでは、基地づくりが行われています、4階建て!!で滑り台があるその基地。ここなら津波こないね、と言っていた。基地の横には畑がある。子どもたちが自分で種を買ってきて植えたもの。ちょっとしたことが、震災を経た子どもたちだからこその発想。でも、子どもたちは明るい。そして、異年齢で互いに尊重し合う姿が遊び場にはある。」「地元の大人が手いっぱいだった時期(実は今もそうです)に「遊び場」があった事で子どもたちが遊ぶことで自らを癒していった・・・そして、今は子どもにとっても、最近は中高生や大人にも「居場所」になっている、かけがえのない、なくなってほしくない場所です」

「気仙沼から東京に来ただけで疲れちゃったのに、東京や遠方から、よくぞ何回も、気仙沼に来てくれたなぁと感謝しています、ありがとう」

そんな言葉を直接聞く事ができました。

お礼を言われたことだけが嬉しいのでなく、そんな風にとらえられる地元の方(鈴木さん)に涙がでました。

 

これで、迷いが吹き飛んだわけではないですが、やはり、

 

私たちは自分の地域の、例えば「子どもに関わる仕事」をしているのだったら、それをとことん大事に活動すること。「子どもが生きていくには何が必要か」安心して遊べる「場所」「時間」「仲間」「理解ある状況」日ごろから考えているかどうかは分かれ道です。実際、阪神・淡路大震災の時は子どもの事は後まわしだったのだから・・・

つながりを持っていること。近所に顔が見える人がいる、場所がある、一つでもある事は大事。

 

一見、東北の被災地とは関係ないように感じますが、まわりまわって「無関心」にならない土台をつくる「支援」になると私は思います

 

そして、できれば、観光でいいので近いうちに東北を訪れてほしい。1か所でもいいのでじっくり見てほしいです。「何回も東北に行ってます」・・という人でも何十か所も担当している訳ではないです。限度がありますからね。だから、どこか1か所地名を覚えて、全国の天気予報を見た時に「あれ?大丈夫かな」と思ってくれたらいい。これから何年もかかるであろう「復興」に向き合うのはそんな一歩なのではないでしょうか。これは私のいち意見です。

夢パークのおはなし会では歯切れよく伝えることはできませんでしたが、人に関わること、子どもに関わることに「これでいい」という答えがないと思っています。迷いながらです。

でも、これは間違えなくそうだと私が思うもの。

「子どもは地域の宝」

「食べる、寝る、と同じくらいこどもにとって 遊ぶ、は大事」

やこ