なにぬの屋
@mrjackson

2ヵ月ぶりの劇団そら

世田谷区のプレーパークに集まる子ども達の中で演劇がしたい!という子ども達と一緒に一年間劇作り(ワークショップ)をした劇団そら

発表は3月28日でしたが、昨日はあれ以来2ヵ月ぶりの劇団そらの集まりの日でした

「発表をして面白かった場面は!」と「今度劇やるとしたらどんなのがいい?」という質問をしました

2か月前の事なんてすっかり忘れているだろうと思いつつの質問だったけれど
みんなよく覚えていて、「そこ気に入ってやってたんだ」というのがよくわかった。いつもはもうひとつ「もっとこうしたらよかったのにと悔しかった事は?」という質問もするのだけど昨日は聞くのわすれちゃった。これも聞いてみたら意外にあったかも知れない。この二つの質問は私が演劇をやるうえで大事にしている「振り返り」です。

「今度劇やるとしたらどんなのがいい?」の質問にはみんなそれぞれ カッ飛んだ意見をだしてくれました
「ウォーターボーイズみたいなの」「ごくせん」(笑)とか
絵本にあるような動物が喋ったりする世界がいいファンタジー派と多重人格みたいな人間を出したいなどの人間派に別れましたが
どっちも捨てがたい演劇ならではの楽しめる(追及できる)事ですよね
現実的に、今年度のそらは夏まで色々重なっていて(私は9月に舞台。子ども達も運動会やらキャンプに忙しいのだ)
8月か9月に「やりたい人寄っといで!」という仕切り直しをする事になりました

小学生から高校生までいて、学年が変わり忙しくなった子もいるし、異年齢の大変さもたくさんありますが、異年齢だからこその良さはあります

一昨年去年とやってみて、演劇を通して子どもと関わる私(大人)は責任重大と痛感しています。

「演劇」の「劇」は「劇薬」の「劇」でもあるんだよ
と昔、師に習いました。さじ加減ひとつで・・・のあの「劇」ですね

人間の心を覗く作業は自分の事も見つめる事にもなるし、またひとつの物を作るという点で意見の食い違いが出たりやコミュニケーション、チームワーク一筋縄でいかない事もたくさん。そのひとつひとつの乗り越え方を子どもたちは見ている。題材の選び方ひとつでも偏った視野で選ぶのではなく・・・でも私もまだまだ途中段階の人間なので、「一緒に追求していく柔らかい頭」がもちろん必要。

自分の舞台の稽古が始まる前の今、充電、勉強する時間です。

そしてまた今年も秋から「来るもの拒まず、ないものは拾い?あるものは広げて」
子ども達と丁寧に演劇に向き合っていきたいと思います

コメントしづらい文でごめんなさい(*^_^*)