なにぬの屋
@mrjackson

9/11の気仙沼あそびーばーから

9月は震災から6ヶ月の10、11日の2日間だけしか時間が取れなかったのですが、現場で人手は必要との事で、あそびーばーの活動に入らせてもらいました
あそびーばーは地元の方との話し合いなどの経過の中で、7月までだった活動が9月いっぱいに延長。さらに、4月の一番最初からボランティアで入っていた青年!(かんぺ~)が、8月末から気仙沼に移り住む宣言!プレーリーダー(スタッフ)として活動に入りました。
(子どもの遊び場にとって同じ人が長く常駐できる事は、安定した支援につながるので大きな事です)
皆様引き続き支援金募金ご協力をよろしくお願いします
さて、11日。今まで毎月11日になると学校や地域で追悼式が行われたり、親族で慰霊の行事があったりする。3ヶ月目や4ヶ月目の時は、子どもたちも改めて思い出すためか、しゅんとしていたり、そわそわしていたり、遊び方が発散するかのようだったり、受け止めきれない思いを感じました。
今回11日は日曜日。スタッフのお昼ごはんを子どもたちと一緒に作り、みんなで分けて食べて、ちょうど食器を洗っていた頃…2時46分のサイレンが鳴りました
子どもたちサイレンの間も、じゃれあい笑いあっていたのですが、サイレンが終わると小5女子と小4女子で「今、祈った?」「うん、祈った」と聞きあっています。心の中で祈っていたんですって。
小5女子は「家が流されちゃったのもあるし、前の肉屋さんのおじいちゃんとおばあちゃんがまだ見つかってないから、これから毎月祈るんだ」と言っていました
そして、「今日はテレビで絶対ニュース流れるよね」と神妙な女子アナウンサーの声を真似て「あれから6ヶ月…」とテレビ中継パロディごっこ(笑)
をして笑いあいました。
同じ女の子ですが、演劇や本を読んでその世界に入る事が好きと言っていて、昨日借りてきて感動した!という本をわざわざ持ってきて見せてくれました。「がんばれや巴くんー阪神大震災後のふたりの夢は?」
http://i.bookmeter.com/b/4811302877
彼女はこんな本が読みたかったんだよね!と言っていました。
年齢とか性格によって、困難の捉え方は違う…
私はいつもこうやって後になって、子どもたちから発信された言葉や態度や遊びで、被災後の胸のうちを少しだけ垣間見るだけ…遊び場って場所と人の温度を作ったら、後は本当に待つだけ…彼らの見つけたものを分かちあう…すごいなぁと思う。
話は飛んで
SVAさんが岩手県で移動図書館の活動されてます。私の所属する全児演という演劇組織も被災地に生の舞台を届ける活動をしています。もちろん映画や音楽を届ける支援もありますよね
今だから…そういった「文化や芸能」に助けられる!助けられた!ってタイミングあるんだろうな…人によって違うだろうけど。演劇人の私はそちらの活動にも力を出さなければ!!
最近聞いた話で、原始人の中で「文化や芸能」を持っていた先祖だけ?が今のホモサピエンスに繋がったんですって!人間は思いやりと知恵と文化で支えあって生きる生き物なのだ
なにぬの屋渋沢やこ
sivyakko@nifty.com