Monthly Archives: 9月 2020

zoom(オンライン)による出演と「生きる」っていうこと。

コロナショック以降、生活や価値観が変わってきて、対面して直接会うことが制限されていたり、心配だという場合に、「オンライン配信もあります!」が普通になって来ましたね。zoomというビデオ電話をつかった会議ツールももうだいぶ普及。(ネット環境に詳しくない私ですが、実はイラクの平和支援に関わってきたので、zoomだけはコロナ前から使っていたのでした)

なので、そのイラクの平和教育に関わるピースセルプロジェクトで4月から隔週で取り組んできたのが、zoomによるオンライン読み聞かせ。日本語、アラビア語、クルド語、英語、韓国語などの絵本をそれぞれ母語にしている読み手さんが読みます。私はもっぱら紙芝居担当。海外の人は紙芝居を見るのが珍しかったりもして、だいたいは短い可愛いお話なんですが。先日は、ちょっと重厚な物語を読みました。童心社さんから出版している小川未明さん原作の紙芝居「のばら」です。(これは私のボランティア活動なんですが、オンラインでの読み聞かせということでちゃんと許可を得ています。)

その「のばら」はどんな話かというと、ある国境の二つの国のそれぞれの兵士の交流と悲しい結末です。つまり、戦争はいけないという結論?…まぁ、そうなんだけど。でも教訓めいたことがなく、そして切ない。私はこの物語を読むのには、一人では読めないなぁ(伝えられないなぁ)と思いました。そこで、若き紙芝居師(紙芝居発祥の地で母の後を継いで活動している)三橋とらちゃんに共演してもらいました。いや、三橋とらちゃん一人で読んだ「のばら」はとても素晴らしく、とらちゃんなら一人でも伝えられる人。だけど、「のばら」は二人の兵士が出てくるので、どうしても二つの声でやりたかった私からラブコール。快く受けてくれたとらちゃん、ありがとう。

読み終わった途端に、あぁこの話を紙芝居に残してくれてありがとう童心社さん!て思いました^^そして、とらちゃんが紙芝居やこの作品にかける想いは、私なんか到底およびもしないもの、とても地に足のついたもので。私もしっかりしなければと思い直させてくれました。


話は飛びますが、この配信日が18日で、その次の次の日の20日、今度は私は、難病児のためのオンラインスマイルデー(主催は東京おもちゃ美術館さん)の撮影でした。これもなにぬの屋で30分時間をもらったのだけど、いやいやこれは、クラウンヤマちゃんとやりたいと思い、またもやラブコール。もう私って他力本願^^;


写真を見てもらえばどれだけ、私がクラウンヤマちゃんに影響を受けて楽しく芸が出来たか(あっ、ヤマちゃんのは芸だけど、私のは芸じゃないです^^;おしゃべりみたいなもの)わかってもらえる。で、最後は、サイレント紙芝居「シルクハット」を!サイレントだからセリフはないけど、二人で反応してお客さんと共有しながら、音楽や効果音をけんけんくじらとただじゅんさんに入れてもらうというぜいたくな撮影でした。これはオンラインスマイルデーの9日のプログラムになります。ぜひ、障がいを持つ方とそのご家族で興味をもった方いたら申込みくださいませ。

https://home-from-home.jp/systems/wp-content/uploads/2012/10/2020smileday-web.pdf

クラウンヤマちゃんは、「空の村号」という舞台作品で共演した俳優さんだけど本業はクラウンでその技と心は超一流。
https://www.youtube.com/channel/UC4JBRijb_hAB0OtvK0oJNew/featured
↑ヤマちゃんのyoutube チャンネルのタイトル「胃がんを宣告された道化師 道化師としての生き方」 で公表している通り現在闘病中なヤマちゃんのつぶやきにこんなのがあった。「人生は楽しむものだ」

私の中で「のばら」となにぬの屋と なぜ 子どもたちへ届けるのか?何を届けるのか?つながったような気がした。
私は普段からちょっと性格卑屈な人で^^「人生は楽しむもの」ってそんな言えるような境地へはなかなかいけない。人生最大の困難にあってもそう思えるのか。はたまた人間は、誇りやアイデンティティや尊厳や色々譲れないものが他にあるかもしれない。けど、まわりまわって「人生は楽しむもの」ってほんとうにそう思えたら、そう伝えることができたら…
戦争やいじめや自殺しなきゃいけないくらいの生きづらさ…が世界からなくなるかもしれない…

人間の力ではどうしようもできないことを前にして、あ~~~て思う事もいっぱいある最近ですが。そのくらい、この二日間の出来事は大きかった。とらちゃん。ヤマちゃん。みんな。ありがとう×1000^^

なにぬの屋の近況とこれからの公演について 

(2021年2月加筆)

はじめまして!の方やなにぬの屋さん今どうしてるかな?とか
または、福島県の保育園の方で、「今度うちの園で公演する人どんな人なのかしら?」と調べてこのブログにたどり着いた方もいらっしゃると思います^^

最近、新たにお問い合わせがあり、「県内のパフォーマーさんなら安心だと思って」と公演依頼が・・・
「ありがとうございます。あの、正直に申し上げますと、私は2015年に福島県郡山市に拠点をおきましたが、今も首都圏含め全国あちこち公演に行っています…」

これを電話で伝えると絶句されてしまう事も^^;ありました。

「せっかく安心だと思って頼んだのに、それはうちの園に来るのは心配」という方がいたら、その気持ちはとてもわかるので、私に直接か、依頼者の方に不安を伝えてください。

私も、自分が感染源になってはいけないと、移動はすべて車、人口が多いところから少ないところへ行くときには十分気を付けて、検温や体調管理、郡山の自宅に帰ってから数日様子を見てから人に会う、会食は避けるなど今も気をつけています。

それでも、私はあちこち頼まれたところで公演するのが仕事。また表現者として紙芝居を演じるときに本当はマスクしないで表現したい。だって、喜怒哀楽を伝えることが仕事。

だから、客席最前列までは約3メートルあけて公演。距離が2メートル以上とれない時は透明のマウスシールド。準備の時はマスク。
そして、二週間に一度を目安に、自費でPCR検査を受けています。
(2021・2・19陰性)

でも、でも、陰性だったというのは検査した日までのこと、擬陽性や偽陰性も数%あるので信憑性はどうでしょう…過信してはいけない、と言い聞かせています。

だからだから、ちょっとここまで読んで不安な方は、すべて落ち着いたあとに見送りましょうと提案してくださいね。私からも、少しでも体調が悪いときはこちらから見送らせて頂きます。

それでも、なぜ活動しようとするか?
「今年は楽しい行事が全部なくなってしまって・・」
「マスク姿の大人の顔ばかりみて育つ子どもが心配」
そんな声を聞くからです。

子どもの成長は著しく、子どもの「今」は今しかない…表現や感情の種が育っていく「今」届けたい。

また、感染することも怖いけど、「感染した人」と周りから言われるのが怖いという大人の声。

あ~~その窮屈さや困難を乗り越える子どもになってほしい、いや、子どもを取り巻く大人や社会が窮屈じゃダメじゃん。

確かに敵は「新型コロナ」軽視してはいけないと思っています。高齢の方と暮らす家族、持病を持った方など。インフルエンザなどとレベルが違う怖さの敵なんだと思います。

またコロナで色々気にやむ生活の中、先日13日には大きな地震がありましたね。建物の被害があったり、片付けが大変だったりと聞きます。(私の家も色々倒れたり割れましたがなんとかなりました)

 早くこの心配な状況がなくなるとよいと心から思います。ただ、まだもう少し混乱が続きそうです。
なので、どうしたら私のような小さな公演でも、いや小さな公演だからこそ、少しでも安心して見てもらえるかを考えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

なにぬの屋 渋沢やこ