なにぬの屋
@mrjackson

梅雨にお遍路

梅雨にお遍路
しばらくブログをアップしていなかったのですが、考え事があり?
ちょっとお遍路に行ってこようと(実際は仕事やら会議やらあるので急には行けなかったのですが)作戦を練り、3日間だけですが、隙間をついて、出かけました!

そう、今、四国・徳島です。今日は21番太龍寺そばの民宿にいます。

2月に下北沢風の子稽古場で公演したひとり芝居「花いちもんめ」冒頭から、遍路姿の女性が語る芝居なので…去年の秋に1番から3番までと、戯曲に登場する遍路道が「海沿い?」かも知れないと19番を回ってみたものの、それは歩いたうちに入らなかった。にわか遍路(>_<)

今回も3日間だけ、19番から23番なのでこれにしたって、にわか遍路(^-^;

でも、あきらかに前回よりは「歩きに行くんだ」という覚悟が違います。19〜20〜21は、ほとんど登山のような道です。

戯曲に載っているところが実際にあるかどうかは問題ではなく、ちゃんと「歩き」たかった…ずっとそう思いつつ、40日以上スケジュールを空けて88ヵ所廻るのは難しいのです。「区切り遍路」しかも19番から…にさせてもらいました。

19番立江寺の売店のおじちゃんに親切にして頂いたので、「ここからお遍路しに来ました!」と言うと「あぁ何か思い出してきたワ」と言ってくれました(笑)

歩き遍路さんに会えるかな?と思ったけどなかなか合わない、季節は梅雨…シーズンオフ。
道中ほぼ一人。一人の山歩きは、怖いですね。昔は行き倒れる方も多くいた…というのもわかります。

でも雨はそれはそれで良し!でした(^-^)/私は、両親が登山愛好家なので、ザックカバー、シューズカバー、レインスーツなんでも揃って有り難いという感じ。

でもその父も今は歩けなくなってしまい、さぞ悔しいだろうなぁ。歩ける幸せを感じながら…

その後道中で歩き遍路さんに会いました。ひとりはお孫さんを亡くされた…と言っていました

とても、「私は、お芝居に出てきたから来てみたくなって…」とは言えなかった。
でも立江寺のおじちゃんは「きっかけはなんでも、どこからでも始めたらいい」と言ってくれ、「無理はせんこと」とも言ってくれたo(^-^)oあと「願いは持っていた方がよい」と。

実は6月に「花いちもんめ」再演の話があったのですが、頓挫してしまい、考え事していたのです。

まぁ稽古場公演だったので、「再演」なんて言葉にしがみつかず、また、改めて挑戦すればよいかっo(^-^)oと、思った。

歩くって、色々な考えが浮かんでくる割には、最後は、すぱっと割り切って考えたりできる。何も考えないのも又よいし。途中、疲れて関節が痛くなり(^-^;「老い」…とか切実に考えましたけどね。若い頃(-.-;)は「関節が痛い」なんて頭になかったよなぁ…