なにぬの屋
@mrjackson

大人の芝居子どもの芝居

八月になりましたね。すでにご挨拶とお知らせを送った方もいらっしゃいますが

改めまして

暑中お見舞い申しあげます

そして9月2日(水)〜6日(日)まで
京楽座の舞台「からゆきさん」に出演します

大人対象のお芝居です

こう書くのは、私が子どもを対象に作った芝居(布の紙芝居)の「なにぬの屋」をしていたり、乳幼児対象のリトミック講師をしているために、ちょっと混乱が起こるからです

大人の芝居子どもの芝居…と分けて言う場合
作品を作った対象がそもそもどの層をねらって書いたものかを判断基準にするのですが…
「むかしばなし」なんかはどちらとも言えますよね。
紙芝居ではよく「むかしばなし」を取り上げるので大人の芝居なのか子どもの芝居なのか、又は区別するべきかしなくてもいいか常に迷います

子どもだから絵がないとあきてしまう…なんて事は一概には言えなくて
昔は児童書とかはなくてカタカナのルビがふってある文学本を夢中で読んだなんて話も聞きますからね

では何故紙(布)芝居か?というと。

①私の場合、言葉をまだ獲得しきっていない乳幼児(0歳からだいたい3歳くらい) も巻き込んで楽しみたいので、言葉以外の刺激として目で見るものが欲しかった

②四角い絵を皆で見るという、視点を集中させる事で世界を共有できて見ている人の一体感が生まれる。(これは少人数で楽しむ絵本と大人数でも見られる紙芝居の違いでもありそれぞれの魅力でもあります。)

でもむかしばなしの素語りでも0〜3歳ちゃんがじ〜っと聞いていたりもしますし、一体感も出ます(^_^)

だから、結局私は紙(布)芝居で表現するのが面白い!と思ったからしている(^o^)/と そういう事です(笑)「なにぬの屋」は子どもから大人まで楽しんでもらえるように作りました

さて

大人の舞台に話を戻しますと

九月の「からゆきさん」は明治時代、シンガポールの日本人娼婦の話です。

子ども対象とあきらかに違うのは取り上げる題材でしょうね。ある程度歴史や恋愛感情や性やらの問題を垣間見た年齢だからこそ、せまれる世界があるはずですから。

ただ、紙芝居の「むかしばし」でも「娼婦がでてくる舞台」でも、同じなのは、役の性格や生い立ちや時代背景を考えたりする、果てのない想像力、追求心。
そう思って…欲張りですが、色々な事にチャレンジしています

長くなってしまうので、この辺で。「からゆきさん」の詳細はまた次回。