ふるさと区民まつり報告
8/2土暑~い熱~い一日、猛暑でした
いちにち4ステージって「もうやだ~」とか「あぢい」とか弱音を吐きながら、先輩紙芝居師の梅ちゃんと励まし合いながら頑張りました。
1ステージ目が終わって顔が真っ赤、水を1本飲んでも全く楽にならない・・・ところへ、救世主。
板橋から応援に駆け付けてくれたSさんの冷たいタオルとスポーツドリンクで生き返り・・ありがとうございました
2ステージ3ステージ目とプレーパークせたがやの関係者や、手話講習会の時のお友達が見に来てくれました。その合間に世田谷区の児童館が担当するこどもコーナーに行ったら・・
私が20代の時に児童館の同じ若い先生だったIさんが、この4月から児童館の館長になったんだよ~という嬉しい再会^^
他にもたくさん再会ありました
4ステージ目が終わり、一人で片づけか~と思っていたところ、Sさんそれからプレーパークせたがやのメンバーがブルーシートたたむのを手伝ってくれました。ありがとうございました。
やっぱり世田谷は私の地盤、ふるさとだなぁ
今回「かめのこうらはひびだらけ」を手話バージョンでやりました。
世田谷ふるさと区民まつりはメインステージなど司会が入るところには手話通訳がつきます。聞こえない方たちは一見ではその障害はわからないので、私が手話で表現したところでそれに助かるものなのか評価してもらうことはたぶんないでしょう。(通訳は試験を突破した方がなってますし、聴覚障がい者協会とちゃんと連携していますからね。こちらはしっかりしていると思います)
また難しいのは、演劇作品に対して「通訳」として全部につけるとしたら、役者がやると作品のニュアンスが変わってしまうことになります。手話には手話の文化があるので、私のセリフ通りに訳していく訳ではない。だから私が元のセリフをしゃべりながらつけても、健聴で見ている人にとってもほどよく、聞こえない人にとっても意味ある手話を見つけるまでに時間がかかりました。っていっても、結局簡単な手話を足すだけにしました。それは手話ダンスでお世話になった聞こえないSさんからの伝授が大きかったです。「全部つけない方が(芝居で)通じるわよ」
これは、海外公演経験のある梅ちゃんも「英語でも同じ」と言ってくれました
要は「体重のかかった表現で伝える」・・・のが大事なんだと。
こんな気持ちでやっていた一日でした。もしかしたら、「つたない手話だなぁ」と過ぎ去っていった方もいるかも。今後は全部手話通訳的に正しくもつけることもできるようにしながら、必要な時につけられる準備をしておく。ことを目標にしたいとおもいます。
そしてこの日、最後の最後に4ステージ目を見てくれた方が、私に手話で話しかけてくれました。聞こえない方でした。びっくりしました。そして「あれ手話使ってるみたいだ」と途中で足を止めて見ていたということ。どうやらカメのお話で「カメが空にのぼりたい」気持ちは伝わってきたよ・・と言ってくれました。
やはり口がはっきりしていてそれに手話があっているところはわかりやすいのだけど、途中早口になったところはなんだろう?と思ってしまったが全体的にはわかったよ・・・と。
嬉しかったです。そして、作品の中に手話を使う事だけじゃなく、そのあとこうやって会話する・・・そのことを「コミュニケーション」と呼ぶのだな。と思いました。
つまり、もうちょっと話したい、もうちょっと知りたい、どうしてだろうなぜだろう・・・と人や物事につながること・・・「コミュニケーション」の種をちりばめた公演ができるように頑張っていきたいと思いました。