なにぬの屋
@mrjackson

11月3日 「劇とあそびと平和のこどもまつり」

出演しました‼ご報告 「劇とあそびと平和のこどもまつり」inひとみ座   全児演という、子どものための舞台芸術に関わる仲間 やる人、見る人、「子ども」「劇」というキーワードでつながる仲間なら誰でもOKの団体。全国児童青少年演劇連絡会。関東ブロック企画。 毎年、文化の日に子どもへの文化の大切さを発信しよう‼ そして今年は と平和の を足しました‼   プロのパフォーマーが10分から15分ずつ登場! 劇団を超えたコラボや今までの芸と違う挑戦した内容の出演者もいます!   なにぬのやことけんけんくじらは 「うれしいさん かなしいさん」さく、え  まつおかきょうこ 東京子ども図書館 出版 絵本の世界を凸凹コンビならではの表現をしました

この作品を紹介してくれてコラボしようと声かけてくれたのはけんけんさん。二人で江古田にある東京子ども図書館を訪ね、今回の著作使用の許可を頂いちゃいました(*^^*)

 

   

 

 

絵本から布芝居にする過程で、原版の絵の比率と同じように拡大するお約束でしたので、絵本と制作途中ですがこちらの写真を比べて頂けると雰囲気が伝わるかなぁと思います

お話は、うれしいさんが出かけようとしてあんまり急いでドアに頭をぶつけて、かなしいさんに なったと思えば となりのおばさんにちちしてもらってたちまち うれしいさんになる でも歩いているうちにお腹がすいてきて、かなしいさんになり、でも親切なパン屋さんにパンをおともだちの分とふたつもらってうれしいさんになる!そして友達のいる公園にかけていく。・・・そんなお話。 単純だし、子どものふっと感情が立ち直っっちゃう瞬間をとらえている作品。 でも、これを試しに、私がいつも指導している(遊んでいる)劇団そらの小学生に読み聞かせてみた。 感想は「なにそれ?単純!」「情緒不安定なの?(笑)(←これは中学生談)」 とワイワイ^^ 「それじゃ、みんなバージョン作ってみて」と言ったら。出てくる出てくる。 「うれしいさんは暇なので漫画を読みました。するとそれが怖~い漫画だったのでたちまちかなしいさんになりました。でも、お母さんが 『ケーキあるから食べる?』と持ってきてくれて、うれしいさんになりました。ところが最後の一口を大きな口で食べようとして落っことしてしまい、かなしいさんになりました。かなしいさんは気分転換に外へ出ました。公園には仲の良い友達がいてたちまちうれしいさんになりました」 いいですよね~これは3人くらいの合作、やっぱり、友達なんだ・・・^^最後の一口って・・・うん、わかる それから、一人で考えた子も↓傑作 「あるところにかなしいさんがいました。かなしいさんはさんぽに出かけたら、自分にぴったりなぼうを見つけました。なのでいっぺんにうれしいさんになりました。おかあさんに見せたらよろこぶだろうなと思って家に持ち帰ったら、お母さんが『きたないからすてなさい』と言ったのでいっぺんにかなしいさんになりました。でもお父さんに見せたら喜んでくれて洗ってくれました。なのでいっぺんにうれしいさんになりました。お母さんも洗ってあるならいいと納得してくれました。おしまい」 まつおかさんの作品がシンプルに子どもをとらえているからなのだ。と改めて気づかせて頂きました。 でも、子どもたち、すごいですよね。劇団そらで子どもたちと活動していて、子どもの本来のしたい表現を引き出すのは難しいです。劇団そらは優等生がいないし、指導者も私なのでみんな緊張してしまう事はないですが、やっぱり題材を渡すとそれなりに、気を使ってくれたり、はたまた乗り気になれなかったり、色々です。 うれしいさんかなしいさんのこの 子どもたちバージョンは、それでも、こども本来の力を垣間見させてもらいました。本当にうれしいとかなしいの境目が目に浮かぶようですね。 でも、またまたでも、なのですが、これはこどもが表現するほんの一部に過ぎない。題材とともに表現に向かう時、実は表現するにはしんどいこと、を抱えている子はいないか、今の時間が苦痛じゃないか注意を払ってます。 それは演劇という心の奥に触れることを子どもと一緒にやる(指導)するものがすべきことです。えらそうに言っているのではなく。好きだからこそ。それにしても子どもバージョン、やっぱりすご^^